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  • 歳を重ねて学んだこと

    歳を重ねて学んだこと

    以前、前職の職場を訪ねたことがありました。


    そちらで挨拶がてらに「もう40になりまして…。」と口走ってしまったところ、前職時代から随分お世話になったベテランスタッフに「まだまだやのっ」と一蹴されたことがありました。

    自分の中では気恥ずかしいながら「現役当時の皆さんの年齢に近づくことができました。」と言う気持ちもあったのですが、まさかの一蹴だったので「ずっと追いつくことがないんだろうなあ。」と気が遠くなるような気持ちを感じたことがあります。

    歳を重ねることについて最近学んだことがあったので、書き記しておこうと思います。


    私もはじめての40代で面食らうことも、しみじみ噛み締めてしまうようなこともあるので、感覚が新鮮なうちに書き残して起きます。(何もかもすぐ忘れる才能が芽生えたこともあり…。)

    1. 好きなものを好きなだけ、好きな時間に食べれる時代は終わった

    身体の中に入れるものとその量、タイミングを厳選する必要が出てきた。

    これまで若いつもりのまま変えずにいた食生活が見事に実を結び「痛風」という厄介な同居人と向き合うはめになっている。

    後述しますが、自分が口にしたものがそのまま自分を作っているという感覚を実感しているので、日常的に自分が口にするものについて気にしたり考えたりする時間が増えました。

    若い頃は「自分の口にするものが自分を作っているんです。」とか意識高めなことを言っている俳優やタレントが苦手なタイプだったんですが、今なら首がもげるほどよく分かります。

    2. 睡眠不足が判断力とパフォーマンスに直結するようになった

    年をとったことが最もよくわかるのがここでした。徹夜しようものならその影響を3日くらい引きずることになるので、可能な限り無理の生じないスケジューリングを心がけるようになりました。

    自分の日課を書き下してみたところ、この睡眠時間の確保をいかに丁寧にやる必要があるかを再認識したので、スマホを開いた流れでInstagramのショート動画を流し見したり、Youtubeのサムネに釣られたり、漫画アプリを惰性で開いている場合じゃなくなってきています。

    時間は大事…。

    3. 新しいことを学ぶのに時間がかかるようになった

    ただでさえスローラーナーを自覚していたのに、年をとってから輪をかけて学びが遅くなっている気がします。

    これまでなまじ断片的な知識を蓄えている物だからうまくアンラーニングした上でインプットしないと新しい概念や手順の解釈に時間がかかり過ぎるようになっています。やばー。

    4. 異性や若い世代と接する際は、相手に不快感を与えないような距離感に心がける

    朝起きると既に部屋が臭く、何もしてなくても無表情が怖いと言われ、かける言葉に重みを感じさせてしまうようなお年頃になりました。

    若い頃と同じような距離感、同じような言葉遣い、同じようなスタンスだとそれだけで自身の信用リスクになりそうな気がしています。

    楽しくなったりしてくると余計に素が出ちゃって後々反映することになるので、くれぐれも気をつけたい。

    5. 服装・髪型・髭やスキンケア・体型を日常的に気をつけていないとすぐにボロが出る

    若づくりをしたいとは思わないのですが、可能な限り清潔感のある見栄えを意識しないとすぐにボロが出るようになりました。

    ふとオフィスで撮ってもらった写真に、姿勢が悪くてお腹の出た中肉中背のおじさんがピースしていて唖然とした覚えがあります。

    姿勢を崩さないための日常的な運動、体臭・体型を維持して健康的に見えるための食生活と睡眠、相手に不快にしないための服装・髪型・スキンケアを日常的に意識しないと醜態を晒す恐れがあるので気をつけたい。

    以上、まだまだ学びの多いお年頃なので、また学びがあれば共有したいと思います。