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  • 痛風について私が知っていることまとめ

    連日痛風を発症した話ばかりしていたので、改めて自分の中にある情報の整理も兼ねて知っていることをまとめていきたい。

    痛風について

    痛風は血液中の尿酸値が過剰に増え過ぎることで尿酸が結晶化して関節(主に足の親指の付け根や足首)に沈着してしまい、身体の防御反応によって激しい炎症と腫れ、耐え難いほどの強い痛みが突然起こる病気。

    痛風の主な原因は「高尿酸血症」と呼ばれる状態で、血液中の尿酸値が長期間にわたって高くなっている状態。(尿酸値を6.0mg/dL以下の状態を維持できれば問題ないが、私の場合は尿酸値8.0mg/dLだった。)

    尿酸値について

    尿酸値を6.0mg/dL以下に保つことで、体内に溜まっている尿酸の結晶が減り、痛風発作が起きにくくなる。さらに高尿酸血症と合併しやすい生活習慣病、慢性腎臓病、心筋梗塞、脳卒中などを予防することにもつながる。

    尿酸値を下げる薬を服用すると、身体の中でつくられる尿酸の量を抑えることにより、尿酸値を下げることができるが、1日1回決められた時間に服用する必要がある。

    尿酸値は一気に下げると痛風発作を引き起こすため、薬の服用によって尿酸値を少しずつ下げつつ、生活習慣の見直し(食事、飲酒、運動など)をする必要がある。

    尿酸はプリン体という物質が分解されて生じる老廃物で主に腎臓から排出されるが、十分に排出されないと血中に蓄積する。

    プリン体について

    体内のプリン体の8割は体内で生成される。主に細胞分裂や細胞の生まれ変わりの際に細胞内の核酸が分解されてプリン体が生じたり、無酸素運動などの激しい運動によって大量のエネルギーが急速に消費される時にプリン体が放出されてしまう。

    プリン体は主に体質やストレス、肥満、激しい運動などでも体内合成量が増える。

    体内のプリン体の残り2割は食事から摂取したプリン体。1日に摂取するプリン体の量は400mg(0.4g)を越えないように気をつける。

    食品の中に含まれるプリン体の量に関わらず、1日に摂取するエネルギー量を抑えるといい。

    自分の身長(m)×自分の身長(m)×22×25〜30kcal

    身長175cmの場合、

    1.75 × 1.75 × 22 × 25〜30kcal = 1,684kcal 〜 2,021kcal

    尿酸値を下げるための生活習慣の見直しポイント

    1. アルコールを摂取しない

    飲酒量に比例して尿酸値が高くなってしまう。尿酸に影響を与えない程度のアルコール量の目安もあるが、守る自信がないので基本的に禁酒。

    2. 1日2L以上の排尿

    尿中に溶ける尿酸の量を増やすために1日2L以上の排尿ができるように、水やお茶で水分を補給する。

    成人男性が1度に排泄する尿の量は200mL〜400mLなので1日に6〜7回、午前と午後に3回以上ずつトイレに行くようにする。

    3. 1日7.5h以上の睡眠

    睡眠不足は体内を酸素不足にしてしまい、プリン体を生成してしまいます。また、腎臓の血流量を減らして尿酸の排出量を減らしてしまい、結果的に尿酸値を上げる恐れがあるので十分な睡眠時間を確保する。

    4. 尿酸を排出しやすくする食べ物を摂る

    尿を中性に近づける食材を積極的に摂取することで、体内の尿酸を排出しやすくする。
    尿を中性に近づける食材は、ひじき、昆布、わかめといった海藻やほうれん草、大豆などの野菜がある。

    また、肉や野菜は「煮る」「茹でる」ことでプリン体量が2/3に減る。

    ざっくりとしたまとめになってしまいましたが、痛風と付き合っていくための基礎知識としては広く浅く網羅できているのでは?と思っていますが、これからも厄介な同居人を大暴れさせないために理解を深めていきます。